は~わ行

「初めよければ終わりよし」

「はじめよければおわりよし」
どんなことでも初めが肝心ということ。空手は礼に始まり礼に終わります。

「鳩に三枝の礼あり 烏に反哺の礼あり」

「はとにさんしのれいあり からすにはんぽのれいあり」
子鳩は親鳩よりも三つ下の枝にとまるという礼儀を持ち、
烏はひなのとき親から養われた恩に報いるために、成長の後、
親烏の口に餌をふくませる孝の道をわきまえているそうです。

「腹の立つ事は明日言え」

「はらのたつことはあしたいえ」
腹が立ったとき、感情的にすぐに口に出してしまうと失敗のもとになるという例え。

「人こそ人の鏡」

「ひとこそひとのかがみ」
自分の行いを反省するには、他人を手本にするのが一番良いということ。

「人に七癖 我が身に八癖」

「ひとにななくせ わがみにはちくせ」
誰にでも癖はあるもの。他人を見ると癖が多いように見えますが、
自分自身はもっとたくさんの癖を持っているということです。

「百里の道は九十里が半ば」

「ひゃくりのみちはきゅうじゅうりがなかば」
物事を完成させるには様々な障壁があります。
それを乗り越えるためには努力と忍耐が必要ですが、完成間近(90%)
あたりが一番ミスを犯しやすいところです。
100で終わるところは、90まで来て半分だと思いなさいという教訓。

「故きを温ねて新しきを知る」

「ふるきをたずねてあたらしきをしる」
以前学んだことを、よく復習して吟味することによって、
新しい道理を発見することをいいます。
古い物事を研究して、新しい知識や見解をひらくことは、
学問だけではなく武道でも同じことがいえると思います。

「門前の小僧 習わぬ経を読む」

「もんぜんのこぞう ならわぬきょうをよむ」
寺の子供は、別に習わなくても聞き覚えでお経を読めるようになるという話。
変化のはなはだしいことを指す言葉。

「湯に入りて湯に入らざれ」

「ゆにはいりてゆにはいらざれ」
入浴することは体に良いが、一日に何度も湯に入ったり、
長湯をするとかえって風邪をひいたり健康を損なう。
つまり、何事も度を過してはならないということです。

「瑠璃も玻璃も照らせば光る」

「るりもはりもてらせばひかる」
→「玉磨かざれば光なし」ほぼ同義語

「ローマは一日にして成らず」

「ローマはいちにちにしてならず」
→「大器晩成」ほぼ同義語。

「若い時の苦労は買ってもせよ」

「わかいときのくろうはかってもせよ」
心身ともに元気な若いときの苦労は我が身の修練となり後になって実を結ぶ。
若いうちは、進んで苦労しなさいということ。

「笑う門には福きたる」

「わらうかどにはふくきたる」
いつもニコニコしている人の家には、幸福がまわってくるということ。
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